輸出関連株に利益確定売り

 日経平均株価

  • 終値:37,755.51円
  • 前日比:−372.62円
  • 騰落率:−0.98% 
東証株価指数(TOPIX)

  • 終値:2,738.96ポイント
  • 前日比:−24.33ポイント
  • 騰落率:−0.88% 

東証グロース市場250指数(グロース指数)

  • 終値:708.64ポイント
  • 前日比:+8.25ポイント
  • 騰落率:+1.18% 

市場の状況

本日の日経平均株価、TOPIXともに続落となり、一方グロースは5日続伸しました。売買高は高水準を維持。円高進行への警戒感から輸出関連株に利益確定売りが広がり、市場全体を押し下げました。一方で、AI・半導体関連などテーマ性の強い小型成長株には引き続き物色が入り、グロース指数は上昇を維持しています。業種別では、海運業が終日堅調で値上がり率トップ(中大型株のリスク回避資金の受け皿に)となり、繊維製品、陸運業、食料品、小売業も相対的に強く推移しました。対照的に、輸送用機器セクターは円高を背景に大引けまで売りが優勢。その他製品、証券・商品先物、保険、銀行業も下落率上位を占め、金融・資本財セクターが全体の重しとなりました。また東証プライム市場では、値上がり銘柄数が489銘柄(全体の約29%)に対し、値下がり銘柄数が1,098銘柄(約67%)となり、下落銘柄が大きく上回る「弱気地合い」が鮮明となり。

個別の状況

【値上がり銘柄】
本日大引けで最も上昇したのは太陽誘電(6976)で、終値2,514.0円(+6.77%)の急騰となりました。半導体向け電子部品需要の底堅さや配当性向の見直し期待が買いを誘因しました。次いで京成電鉄(9009)は終値1,679.5円(+4.38%)をつけ、新緑シーズンの観光需要回復期待から鉄道・観光関連への買いが活発化。アサヒグループホールディングス(2502)は終値1,956.5円(+1.56%)で、第1四半期の増収増益を好感した買いが継続。防犯サービス大手のセコム(9735)は終値5,260円(+0.90%)と堅調推移し、2025年3月期の過去最高営業利益達成が評価されました。工作機械のファナック(6954)は終値3,948円(+0.33%)で引け、自動化需要の拡大を背景に安定した買いが続きました。これらテーマ性の高いハイテク・内需関連株への資金集中が相場の下支えとなりました。

【値下がり銘柄】
一方、主要大型株を中心に利益確定売りが強まりました。ファーストリテイリング(9983)は終値48,220円(−1.51%)と大幅安となり、前週の急騰の反動が圧迫要因に。人材サービス大手のリクルートホールディングス(6098)は終値8,755円(−3.19%)で引け、4月決算発表後の上昇一服と関連銘柄への連想売りで下落が目立ちました。半導体検査装置のアドバンテスト(6857)は終値7,413円(−1.11%)と反落し、ここまでの急騰に対する利食い売りが先行しました。電子部品のTDK(6762)は終値1,592.5円(−2.42%)で軟調推移し、為替変動や需給懸念が売り材料に。さらに、ソニーグループ(6758)は終値3,682円(−2.80%)と大手輸出関連株が軒並み売られ、円高進行への警戒感が重しとなりました。これら輸出・景気敏感セクターの大型株には利益確定売り圧力が強まり、市場全体の重荷となりました。

本日の日経225騰落率順位

5/15の日経225騰落率順位1
5/15の日経225騰落率順位2
5/15の日経225騰落率順位3
5/15の日経225騰落率順位4
5/15の日経225騰落率順位5

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